友達から言われた「きみはお金稼ぎたいと思わないの?」の一言がお金への向き合い方を変えた
5年前、久しぶりに小中学校の同級生と再会しました。その友人は、小学校の頃は非常に仲が良かったものの、中学校では別のクラスになり少し距離ができた相手でした。彼は現在、東京でIT企業の社長を務めています。再会した際、彼から「きみはお金稼ぎたくないの?」と聞かれました。その一言は、私の人生において大きな転機となった瞬間でした。
その問いに私はすぐに返事ができませんでした。すぐ返事ができなかった理由は、お金を欲しいと素直に言うことへの罪悪感や、お金持ちになるという考え自体が私には馴染みがなかったからだと思います。幼少期から普通の家庭で育ち、特別貧しいわけでも裕福なわけでもない生活を送っていた私は、お金に対して強い執着心を持つことなく生きてきました。そのため、お金を欲しいと口にすることが悪いことのように感じていたのかもしれません。
しかし、その友人の言葉をきっかけに私は深く考え始めました。夜もその問いが頭から離れず、眠れない日々が続きました。そして、自分がなぜお金を稼ぎたいと思わないのか、またお金の存在について改めて向き合うことになりました。
振り返れば、彼は中学時代から将来の目標を明確に定め、社長になるという夢を追い続けていたのです。どんな職業でも良かった、ただ社長になりたかったそうです。すごいですよね。一方で私は、小学校や中学校では目立つことばかりを考え、将来のことはほとんど考えていませんでした。彼の言葉を通じて自分の甘さや人生観に気づかされ、これまで諦めていた「稼ぐ」という考え方を見直すきっかけとなりました。
今では、お金を稼ぎたい理由がはっきりしています。それは、自分のためではなく、家族や周囲の人々が我慢することなく健康で楽しい生活を送ってほしいからです。お金があれば、経済的な悩みを減らし、心身的な豊かさを共有できるのではないかと思うようになりました。この変化は、友人の一言と出会い、そしてFXを始めたことがきっかけです。
当時の友人の言葉がなければ、今の自分の考え方や行動はなかったかもしれません。彼との再会が、人生の転機をもたらしてくれたことに感謝しつつ、これからも自分と向き合い続けたいと思っています。
しかし、そんなこと言ってくれる友達ってなかなかいないですよね。やはり人に気を使って、正直なことって言えないですもんね。本当に正直に言ってくれたその友達には今でも感謝してます。